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ミャンマーのマンダレー大学から学生10名が来訪

ミャンマーからの来客の写真

ミャンマーのマンダレー大学から学部生5名・大学院生5名を招いて、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が進める「日本・アジア青少年サイエンス交流事業」(「さくらサイエンスプラン」)を、実施しました。2018年5月12日から20日まで佐賀大学に滞在しました。

ミャンマーには膨大な植物遺伝資源があります。そのため、植物研究は盛んです。この植物研究は有用な植物を発見する上でも重要です。これら研究では、植物の形態観察の他に、植物のDNA配列や代謝物を調べることが重要です。しかし、タイ・インド・中国などの隣国と異なり、後発開発途上国であるミャンマーで、後者の分子レベルの研究を行うことが難しいのが現状です。そこで、分子分析を日本で体験することで、植物遺伝資源研究への理解を深めることを目的としました。そのために、以下のような交流を実施しました。

  1. DNA配列の分析を行いました。一つは実験です。学内から被子植物を探し、DNAを抽出し、そのDNA配列を解読しました。もう一つは、DNA配列のコンピューターによる解析の実習です。今後、安価な携帯型DNA配列解読装置がミャンマーでも利用が広がる可能性があるので、この装置にも対応できるような内容にしました。DNA配列のコンピューターによる解析だけなら、公開データベースを活用しながら、現在でもミャンマーでも実施可能な研究なので、この部分の体験にも多くの時間を費やしました。(担当教員:永野幸生、龍田勝輔)
  2. 植物の代謝物の分析を行いました。代謝物の分析は植物の分類の他に機能性成分の研究にも有用です。(担当教員:古藤田信博)
  3. 植物遺伝資源の観察を行いました。日本でどのように植物遺伝資源を管理しているかを、野外や施設内の研究現場で体験してもらいました。佐賀大学農学部でミカン亜科遺伝資源、熊本大学薬学部付属薬用資源エコフロンティアセンターで薬用植物、佐賀大学農学部附属アグリ創生教育研究センターで農作物全般、佐賀県果樹試験場で果樹全般、そして、佐賀県有明水産振興センターで海藻に触れました。(担当教員:永野幸生、古藤田信博、福田伸二、松本雄一、木村圭、川村嘉応)

この交流による効果を次のように考えています。

  1. この体験は、これら分子分析がミャンマーで実施可能になった際に、有用になります。
  2. 留学等で日本を目指す動機づけに繋がります。
  3. 将来のミャンマーを背負うエリート人材と交流することで、日本とミャンマーの友好関係に寄与します。
写真1:有馬農学部長を訪問しました。
写真2:佐賀大学農学部のミカン亜科遺伝資源を観察しました。








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