生物資源教育研究センターは、令和7年に農水産業振興研究プラットフォームとともに、その中核を担う組織として発足しました。当センターは、佐賀大学の全学センターであり、農水産業振興研究プラットフォームは、佐賀地域に日本や世界の縮図として現れている「温暖化」と「食糧需給」に関する農水産物の諸問題を解決するため、学部・文理の垣根を超え、学内全体の『知』を集結する仕組みです。
当センターは、3つの拠点から構成されています。本庄拠点は、文理、農水産の垣根のない農水産資源に関する研究を全学的に実施する研究機能を持ち、本学が重点的に取り組む「温暖化」「食糧需給」課題に対応する、温暖化対応研究部門、食糧需給対応研究部門を整備しています。久保泉拠点は、旧農学部附属アグリ創生教育研究センターの実習農場機能を引き継いだアグリファシリティ部門を設置しています。唐津拠点では、健康機能性食品や化粧品などに特化した研究を行います。
本庄拠点:研究機能としては、日本の食糧生産基地の一つとして重要な位置付けにある佐賀地域にある国立大学として、これまでに積み上げてきた本学の研究リソースを結集し、「温暖化」「食糧需給」に関連する佐賀地域の農水産業振興を妨げる問題に、山から海まで一気通貫した研究で対応することを目的としています。また、こうした研究をモデルに全国、世界の農水産物生産の発展に寄与することを目指します。佐賀大学の全部局の総合『知』をもって学外と連携した研究を実施し、農水産業の課題を解決し、農水産業振興に貢献するよう取り組んでいます。
久保泉拠点:アグリファシリティ部門における教育・研究の一環として、農学部学生の農場実習や卒業研究、大学院生の特別研究などの教育活動はもとより、佐賀県の農業および関連産業と密接に関わる実践的な課題や、最新の植物工場を活用した高付加価値の農作物栽培技術など、所属教員が専門とする分野を中心に、農業および関連産業の振興に貢献することを目指して、研究活動に取り組んでいます。
唐津拠点:佐賀県が積極的に展開しているコスメ産業の支援を目指して生物学と化学の学際的研究に強みを発揮しています。また、近年の健康志向の高まりから機能性食品に関する研究にも積極的に取り組んでいます。
平成24年:農学部附属資源循環フィールド科学研究センター(久保泉キャンパス)と海浜台地生物環境研究センター(唐津キャンパス)の統合により、農学部附属アグリ創生教育研究センターが発足
平成30年:教育研究部門の再編を行い、生物生産科学部門と健康機能性開発部門の2部門を整備 令和元年:本庄キャンパス内に植物工場を新設し、より一層の教育・研究力の向上を図る
令和7年:農学部附属アグリ創生教育研究センターに加え、学内外と連携した農水産研究の機能を強化した、全学組織の生物資源教育研究センターとして改組
令和7年:久保泉拠点内の管理棟を改修し、さらなる農場教育・研究の向上を図る
(工事中 under construction)
(工事中 under construction)
〒849-0903 佐賀県佐賀市久保泉町下和泉1841
TEL.0952-98-2245 FAX.0952-98-2230
〒847-0021 佐賀県唐津市松南町152-1番地
TEL 0955-77-4484 FAX 0955-77-4486